- 2026年4月7日
【驚きの新常識】脂肪肝の原因は「脂っこい食事」ではなく「〇〇」だった!

こんにちは。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。
健康診断で「脂肪肝」を指摘されたとき、「お肉や揚げ物を食べすぎたかな…」と反省する方は多いのではないでしょうか?
実は、「脂肪肝=脂肪(油)の摂りすぎでなるもの」というのは、多くの方が陥りがちな大きな誤解です。
今回は、肝臓と腎臓を悪化させる最大の原因であり、最新の医学で明らかになっている「脂肪肝の本当の犯人」についてお話しします。
■ 「脂っこい食事」は脂肪肝の犯人ではない?

お肉や天ぷら、唐揚げなどの脂っこい食べ物には、たしかに多くの中性脂肪が含まれています。しかし、これらの食事から摂った中性脂肪は、体内に入ると別の脂質に変換されてエネルギーとして使われるため、直接肝臓にドカッと蓄えられるわけではありません。
つまり、「脂っこいものを食べると脂肪肝になる」「油を控えることで脂肪肝が治る」というのは、医学的に間違いなのです。
■ 脂肪肝を引き起こす真犯人は「糖質過剰」

では、肝臓にたっぷり溜まってしまう脂肪の正体は何でしょうか。
その犯人は、ずばり「糖質」の摂りすぎです。
ごはん、パン、麺類、甘い飲み物、果物、お菓子などの糖質を過剰に摂ると、血液中にブドウ糖が溢れて「高血糖」になります。
すると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。このインスリンには、使い切れず余った糖質を「中性脂肪に変換して溜め込む」という働きがあるのです。
頻繁に高血糖になっていると、インスリンによって次々と糖質が中性脂肪に変えられ、それが肝臓に蓄積していくことで「脂肪肝」が作られます。
■ 「サラダチキンより唐揚げ」のほうが太りにくい!?

脂質は、いくら摂っても血糖値を上げませんし、インスリンも分泌させません。
反対に、糖質は血糖値を急上昇させ、インスリンを大量に分泌させます。
驚くべきことに、糖質の塊である「白いごはん」を単体で食べるよりも、油でコーティングされた「チャーハン」のほうが、血糖値の上昇がゆるやかになり、結果的に脂肪として溜まりにくくなります。
同じ理屈で、あっさりした「ざるそば」を食べるよりも、お肉と脂がたっぷりの「生姜焼き定食(※ごはん少なめ)」のほうが、血糖値スパイク(急上昇と急降下)を防ぎ、脂肪肝や肥満の進行を抑えることができるのです。
カロリーが高いから太るのではなく、「食後の血糖値を急激に上げる(糖質が多い)から太る・脂肪肝になる」というのが正しい知識です。
■ 食後に強い「眠気」に襲われる人は要注意

昼食後、耐えられないほどの強い眠気やだるさに襲われることはありませんか?
それは、糖質の摂りすぎによって血糖値が急上昇し、その後インスリンの働きで急降下する「血糖値スパイク」が起きているサインかもしれません。
この食べ方を長く続けていると、脂肪肝をスタート地点として、約10年で糖尿病に、その15年後には慢性腎臓病へと、取り返しのつかない病気のドミノ倒しが始まってしまいます。
■ おわりに:正しい知識で「肝腎要」の臓器を守ろう

「脂肪肝を治したいから、お肉や揚げ物を我慢する」という間違ったダイエットは今日で終わりにしましょう。
本当に控えるべきは、ご飯のおかわりや、甘いお菓子、ジュースなどの「糖質」です。

当院では、血液検査や腹部エコー検査による脂肪肝の的確な診断と、最新の医学知識に基づいた「無理のない食事指導」を行っております。また、すでに肝臓の硬化が進んでいる方には、ご自身の細胞を用いた「肝臓再生医療」という選択肢もご用意しております。
健康診断で肝臓の数値異常を指摘された方や、食後の強い眠気が気になる方は、大きな病気へ進行してしまう前に、ぜひ一度当院へご相談ください。正しい知識で、大切な肝臓を一緒に守っていきましょう。
- 院長
- 斉藤雅也 Masaya Saito
日本肝臓学会 肝臓病専門医 Hepatologist, The Japan Society of Hepatology - 所在地
- 〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3
(駐車場18台あり) - 電話
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- 電話:078-967-0019
- 携帯電話:080-7097-5109
- アクセス
- 当院は、神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。
