• 2026年4月2日

【放置厳禁】脂肪肝から慢性腎臓病へ!?恐怖のドミノ倒しを防ぐ「肝腎」ケア

こんにちは。
神戸市西区のさいとう内科クリニック院長の斉藤雅也です。

健康診断で「脂肪肝」を指摘されても、よくあることだからと放置していませんか?
実は、肝臓と腎臓は深くつながり合って人体を運営する兄弟臓器です 。肝臓に発生した不調を放っておくと、やがて腎臓の病気へと連鎖していく恐ろしいパターンが存在します 。
今回は、脂肪肝から慢性腎臓病へと至る病気の仕組みと、悪化の流れを食い止めるためのポイントについてお話しします。


肝臓と腎臓はトラブルも連鎖する「ひとつながりの臓器」

肝臓は生きて活動するために必要なものを血液を通して体内に入れ、腎臓は不要なものを尿として体外に出すという、ひとつながりの「出し入れ」のミッションをこなしています 。 そのため機能の好不調も連鎖し、肝臓が悪くなれば腎臓も悪くなり、肝臓が良くなれば腎臓も良くなります 。

この腎臓の病気へとつながっていく最初の発端となるのが「脂肪肝」です 。 脂肪肝は、肝臓の細胞に中性脂肪がたまりすぎる疾患で、推定患者数は4000万人と言われています 。以前は重要度の低い病気と見なされがちでしたが、現在では「あらゆる病気の出発点」と考えられています 。これを放置すると、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害、がんなどの重大な病気を招き、ゆくゆくは腎臓の機能も蝕まれていくケースが非常に多いのです 。


脂肪肝の真の原因は「糖質の摂りすぎ」

脂肪肝を引き起こす最大の原因は「糖質の摂りすぎ」です 。

  • 食事で過剰な糖質が入ってくると、血液中のブドウ糖があふれて高血糖状態になります 。
  • 血糖値を下げるために分泌されるインスリンには、体内の余分なブドウ糖を中性脂肪に変換する働きがあります 。
  • 日常的に糖質を過剰摂取していると、次々に余剰ブドウ糖が中性脂肪に変えられ、肝臓へ送られて脂肪肝を形成してしまいます 。

ごはんやパン、麺類などの主食だけでなく、甘い飲料やスナック菓子、調味料などにも糖質は含まれています 。そのため、知らず知らずのうちに糖質過剰になり、万病の芽を育ててしまっている人が少なくありません 。


慢性腎臓病へ至る「恐怖のドミノ倒し」

脂肪肝を放置すると、以下のような流れで腎臓が悪化していきます 。

・脂肪肝や内臓脂肪の蓄積が進行し、血糖値や血圧が上昇します 。
・脂肪肝を放置してから約10年後には、糖尿病になります 。
・糖尿病や高血圧が進行し、10〜15年の歳月をかけてじわじわと腎機能が低下します 。
・最終的に、慢性腎臓病へと至ります 。

例えば35歳で脂肪肝になった場合、45歳で糖尿病になり、55歳〜60歳くらいで慢性腎臓病になるという目安になります 。糖尿病や腎機能悪化が進めば、人工透析が必要になったり、心筋梗塞や脳血管障害のリスクも大幅に上がったりと、まさに恐怖のドミノ倒しです 。


腎臓が手遅れになる前に、上流の「肝臓」を治す

腎臓の濾過機能を担当するネフロンは消耗品であり、一度病状が進行して限界に達すると、腎機能の回復は見込めず人工透析などに頼るしかなくなります。

一方で、肝臓は再生可能な臓器であり、しっかりケアを行えば機能をリセットすることができます 。

病気の連鎖を防ぐためには、下流にある腎臓に問題が波及する前に、もともとの原因である上流の「肝臓」の問題を早いうちに解決しておくことが極めて重要です 。

「肝機能の数値が少し悪いだけ」と油断せず、万病の芽である脂肪肝の段階でしっかりとケアを行いましょう。

当院では、脂肪肝の改善に向けた生活指導や、本来の代謝・解毒機能を取り戻すための再生医療という選択肢もご提案しております。健康診断で肝臓に気になる数値があった方は、手遅れになる前にぜひ当院にご相談ください。

さいとう内科クリニック
院長
斉藤雅也 Masaya Saito
日本肝臓学会 肝臓病専門医 Hepatologist, The Japan Society of Hepatology
所在地
〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3
(駐車場18台あり)
電話
  • 電話:078-967-0019
  • 携帯電話:080-7097-5109
アクセス
当院は、神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。