- 2026年9月13日
【肝臓病専門医が解説】Child-PughグレードCと診断された方へ|諦めないための肝臓再生医療と当院が選ばれる「4つの強み」

診察室で主治医から「Child-Pugh(チャイルド・ピュー)分類のグレードCです」「非代償期に入っています」と告げられたとき、頭が真っ白になり、何を質問すればよいのかも分からないまま帰宅した――。
当院には、全国の患者様やそのご家族から、毎日のように切実なお電話やご相談が寄せられます。
「もう現代の医学では打つ手がないのではないか」
「あとは対症療法を続けながら、悪化していくのを待つしかないのか」
そのように受け止め、深い絶望感に包まれている方も決して少なくないはずです。
しかし、どうか希望を捨てないでください。
このブログを通じ、私が肝臓病専門医として皆様に最もお伝えしたいことがあります。
それは、当院の「肝臓再生医療(自己脂肪由来幹細胞治療)」は、Child-Pugh分類グレードCの方も正式な治療対象としている、ということです。
今回は、グレードCと診断された状態が何を意味しているのか、そして大学病院等の枠組みでは難しかった方々に選ばれている「当院ならではの4つの強み」について詳しくお話しいたします。
■ 1. Child-Pugh分類「グレードC」とはどのような状態か
Child-Pugh分類は、肝臓が生命を維持するための力(肝予備能)をどれだけ残しているかを総合的に判定する世界基準のスコアリングシステムです。
以下の5つの重要項目を、それぞれ1点〜3点で採点し、合計点数(5点〜15点)によって病期を判定します。
| 評価項目 | 1点 | 2点 | 3点 |
| 総ビリルビン値 (mg/dL) | 2.0 未満 | 2.0〜3.0 | 3.0 超 |
| 血清アルブミン値 (g/dL) | 3.5 超 | 2.8〜3.5 | 2.8 未満 |
| プロトロンビン時間活性 (PT%) (または PT-INR) | 70% 以上 (1.7 未満) | 40〜70% (1.7〜2.3) | 40% 未満 (2.3 超) |
| 腹水 | なし | 軽度(利尿薬でコントロール可能) | 中等度以上(コントロール困難) |
| 肝性脳症 | なし | 軽度(Grade I〜II:昼夜逆転、計算力低下) | 重度(Grade III〜IV:昏睡、意識混濁) |
合計点数による分類:
・グレードA(5〜6点):代償性肝硬変(肝機能が保たれている状態)
・グレードB(7〜9点):移行期(初期の肝機能低下や軽度のむくみが出現)
・グレードC(10〜15点):非代償性肝硬変(腹水、黄疸、出血傾向、意識障害などの合併症が顕著な深刻な状態)
グレードCは、肝臓の予備能力が著しく低下している危機的な段階を指します。
従来の標準治療では、利尿薬で腹水を引かせたり、アルブミン製剤を点滴したり、分岐鎖アミノ酸(BCAA)製剤を内服したりといった「不足した成分を外から補う対症療法」が主体であり、根本から肝機能を改善させうる手段は極めて限られていました。
そのため、多くの医療機関では「これ以上の積極的な治療選択肢はない」「肝移植を検討するしかない」と説明されてしまうのが実情です。
■ 2. さいとう内科クリニックが誇る「4つの強み」
他院や大学病院で「もうできる治療がない」と言われた患者様に対して、当院が新たな希望を提示できるのには、他にはない明確な4つの理由があります。

強みその①:ご来院は、幹細胞点滴まで「たった2回」で完了(身体的負担を最小限に)

Child-Pugh分類グレードCの患者様にとって、ご自宅から当院までの長距離の移動や度重なる通院は、非常に大きな身体的負担となります。当院では、そのご負担を可能な限り軽減する診療体制を整えています。
まず、ご来院前に「オンライン事前相談」またはお電話にて、普段かかりつけの医療機関で受けられた血液検査データや画像データを共有いただき、全身の体力や体調を詳しく伺います。もし不足している検査項目があれば、あらかじめ普段かかりつけ医で受けていただきます。
事前の準備を徹底したうえでご来院いただくため、初めて当院を受診された当日に、精密検査(血液検査・腹部超音波検査)だけでなく、「脂肪採取」まで同日に実施することが可能です。
その後、約2ヶ月間の幹細胞培養期間を経て、2回目のご来院時に「幹細胞点滴」を行います。
つまり、点滴完了までのご来院は「たったの2回」で済みます。通院にかかる体力の消耗を極力抑え、無理のないスケジュールで安全に治療を受けていただけます。
強みその②:「標準治療」と「再生医療」の両方に熟練した肝臓病専門医が、自ら診療

当院では、日本肝臓学会認定の肝臓病専門医である院長自らが、ご来院前のオンライン事前相談またはお電話での問診から検査、脂肪採取、幹細胞点滴、そして治療後の定期フォローアップに至るまで、責任を持って一貫して担当いたします。
肝臓再生医療は、単に幹細胞を投与すれば完結するものではありません。
大切なのは、「現在行っている標準治療(利尿薬や脳症治療薬の微調整、食事・分岐鎖アミノ酸治療、門脈圧亢進症の管理など)を徹底しながら、その強固な土台の上に再生医療を融合させる」ことです。
どちらか一方に偏るのではなく、肝臓病診療の最前線で培った豊富な臨床経験をもとに、患者様お一人おひとりの肝臓の状態をミリ単位で見極めながら、両輪で誠心誠意診療にあたります。
強みその③:Child-Pugh分類「グレードC」までを正式な治療対象とし、豊富な診療実績を保有

現在、日本国内で肝臓再生医療の研究や臨床を行っている大学病院や大規模医療機関の多くは、安全管理上のプロトコルから治療対象を「グレードBまで」に限定しています。つまり、最も苦しんでいるグレードCの患者様は、最初から門前払いとなってしまうケースが少なくありません。
しかし当院では、厚生労働省に受理された再生医療等提供計画(計画番号:PB5230080)のもと、Child-Pugh分類グレードCの患者様を正式な対象として受け入れております。
腹水や下肢のむくみ、黄疸、肝性脳症といった合併症を抱える非代償性肝硬変の方々に対し、慎重に適応を見極めながら安全に治療を実施し、多数の治療実績と症例データを積み重ねてまいりました。
強みその④:遠方にお住まいの方を支える「手厚い滞在・医療的ケアのサポート体制」

当院の再生医療を求め、北海道から沖縄まで、全国各地から多くの患者様が神戸へお越しになられています。
しかし、グレードCの患者様は体力が落ちており、「脂肪を採取してから、幹細胞が培養されて点滴できるようになるまでの約2ヶ月間、どう過ごせばよいのか」という大きな不安を抱えられます。
当院では、そうしたご遠方の患者様とそのご家族が安心して治療に専念できるよう、万全の滞在サポート環境をご用意しています。
・提携医療機関への入院サポート:
体調管理や全身管理が必要な患者様には、脂肪採取後から幹細胞点滴までの期間、当院と緊密に連携している医療機関へ入院して療養いただくことが可能です。
・マンスリーマンションでの滞在+医療的ケア:
入院までは必要ないもののホテル滞在は不安という方には、クリニック近隣のマンスリーマンションを手配いたします。滞在中は、提携する訪問看護ステーションの看護師による健康チェックやケア、さらに当院医師による往診体制を整え、ご自宅にいるような安心感の中で点滴日をお待ちいただけます。
※入院やマンスリーマンションの手配には事前調整が必要となりますので、最初のお問い合わせの段階でご希望をお聞かせください。
■ 3. 治療の対象となる条件:基準はシンプルに2つだけ

当院において、肝臓再生医療をお受けいただくための基本条件は以下の2点のみです。
1.当院(神戸市西区)までご来院いただける体力があること(ご家族の付き添いや車椅子での来院も可能です)
2.体内に活動性の悪性腫瘍がないこと(肝がんを含め、現在治療中や厳重な経過観察中のがんがないこと)
この2つの条件が満たされていれば、検査数値がどれほど悪くても、それだけの理由でお断りすることはありません。
・検査数値が悪くても安全に脂肪採取を行う工夫
グレードCの患者様は、血小板数が極端に少なくなっていたり、プロトロンビン活性(PT%)が低下して出血が止まりにくくなっていたりすることが多々あります。
当院ではそうした場合、脂肪採取を行う直前に当院で血小板輸血や新鮮凍結血漿の投与を行い、出血リスクを十分に低減させた上で、安全第一でごくわずかな脂肪組織を採取します。「数値が悪いから採取できない」と諦める必要はありません。
■ 4. まずはご相談から:安心の相談窓口

遠方にお住まいの方や、長時間の移動が体に堪えるという患者様のために、当院ではご自宅にいながらスマートフォンで受診できる「オンライン事前相談」を導入しています。
お手元にある直近の血液検査結果データや画像データ(CT・MRI・エコー等)をご用意いただき、現在の全身状態や体力を丁寧に伺った上で、再生医療の適応があるかどうかを肝臓病専門医である院長が総合的に判断いたします。
また、「インターネットやスマートフォンの操作が苦手」という患者様やご家族様は、どうぞ直接、診療時間内に当院へお電話をおかけください。
お電話をいただきましたら、まずは再生医療に精通した専任スタッフが状況をお伺いし、院長から詳しくご説明させていただくお時間をご案内いたします。
■ 5. 本治療に関する重要事項(費用・リスク・承認状況)
患者様に心からご納得いただいた上で治療を選択していただくため、当院では治療のメリットだけでなく、費用や限界、リスクについても包み隠さず事前にお伝えしております
・診療区分および費用:
本治療は公的医療保険が適用されない「自由診療」です。
| ・初回投与:3,300,000円(税込) ・2回目以降の追加投与:1回につき 1,100,000円(税込) |
・医薬品医療機器等法上の位置づけ:
本治療で用いる自己脂肪由来間葉系幹細胞は、医薬品医療機器等法上の承認を受けたものではなく、確立された標準治療ではありません。
・効果とリスクについて:
治療効果には個人差があり、すべての方に同一の改善効果を保証するものではありません。病状や体質によっては、期待される変化が見られない場合もあります。また、脂肪採取部位の内出血や感染、細胞点滴時のアレルギー反応や発熱などの副作用が生じるリスクがあります。詳しいリスクについては、事前の診察時に院長より丁寧にご説明いたします。
・法的手続きおよび管理体制:
| 医療法人社団好也会 さいとう内科クリニック 自己脂肪由来幹細胞を用いた肝機能障害治療 再生医療等提供計画番号:PB5230080 審査:日本再生医療協会 特定認定再生医療等委員会(認定番号 NA8200001) 特定細胞加工物製造事業者:CZEN CLINIC Cell Processing Center(施設番号 FC3220189) |
■ 6. 結び:諦める前に、さいとう内科クリニックへお話しをお聞かせください

肝硬変が進行し、グレードCと診断されると、ご本人だけでなく支えるご家族の心身の負担も計り知れないものになります。
「もう治療選択肢が残されていない」と宣告されたとしても、医学は確実に進歩しており、残された肝機能の環境を整え、生活の質を守るための道は残されています。
大切な命と向き合い、患者様が自分らしい毎日を1日でも長く取り戻せるよう、私たちが持てるすべての知識と医療技術でお支えいたします。
どうぞ一人で悩みを抱え込まず、まずは一度、当院までお気軽にお声がけください。
- 院長
- 斉藤雅也 Masaya Saito
日本肝臓学会 肝臓病専門医 Hepatologist, The Japan Society of Hepatology - 所在地
- 〒651-2412
兵庫県神戸市西区竜が岡1-15-3
(駐車場18台あり) - 電話
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- 電話:078-967-0019
- 携帯電話:080-7097-5109
- アクセス
- 当院は、神戸市西区と明石市の境界付近に位置しており、明石市からも徒歩圏内です。実際に、明石市方面からも多くの患者様(肝臓病・一般内科)にご来院いただいております。駐車場も完備しておりますので、お車での通院も便利です。
